こんにちわ。百志(モモシ)です。
この記事では、「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」,元谷芙美子(著),SBクリエイティブ(出版社)の書評を書いてます。
読むと分かりますが、彼女、、、えげつないくらいポジティブです!汗
ポイント
- 常に自分はラッキーだと思い込むことが重要!
- 他人との交流は自分から勇気をもっていこう!
- 挨拶はやっぱり自分から大きな声で!
目次
どんな本なのか?(内容・構成・特徴)
本の内容
アパホテル社長の元谷芙美子さんが、アパホテルを経営する上で、また人生を歩むうえで大事にしている考え方についてつらつらと書いている本。本のタイトルに「実践法」と銘打っているだけあって、各見出しは「~すること」「~と思う」と書かれたものが多い。中身全てを読まなくても見出しだけで彼女の言いたいことは想像できるものとなっている。いわゆる自己啓発本。
本の構成
本の構成は大体、こんな順番になってる。
1.各見出しにて彼女の大事な考え方を簡潔に述べ、
2.本文にて彼女の持論やエピソードでそれを肉付けしている
いたってシンプル。
本の特徴
正直なところを言うと、この本に特別な特徴はない。
普通にまえがきがあって、各章があって、あとがきがある。先述のとおり各見出しに彼女の大事にしている考え方が簡潔に述べられている。
所狭しと彼女のアパホテル経営をしている時のエピソードと、芸能活動をしている時の面白い話が書かれているくらい。
ざっくりとした俺の評価
★★★☆☆ (★で言うなら3!)
確かに良いこと書いてあるんだけど、、、なんだろう、どれもこれもがキラキラしすぎている。
読んでいて、「リアルってそんなもんじゃないだろう??」と思ってしまう。これは俺が歪んでいるのかもしれないが、彼女の言葉がどれもキラキラしすぎていて全部読む前に飽きが来てしまう。
「もっと泥臭い、熱い話が聞きたいんだよ!」と思ってしまう。それは彼女の言葉がなんだか道徳の教科書みたいだからだ。
彼女の芸能活動の中でもエピソードは読んでいて面白い。
特に石橋貴明と明石家さんまとのやり取りは読んでいて、胸がグッと熱くなった。
(こっちの記事に詳しく書いてるから良かったら読んでくれ → 「アパホテル社長、元谷芙美子の芸能界エピソードが素敵だと思った話。。。」
彼女の生き方・考え方は参考に出来る。
しかしこの本から読めることは完璧過ぎてすべてを好きにはなれない。あくまでも参考にしていこうと思う。
(まぁこの本も「みなさんを幸せに~」とか言う前に一つの広告なんだろうなぁと思う。
本から学んだ大事なことと感想 (所感・考察)
この人は、、、自分に都合の良いように解釈するプロ!
この人は本当に物事を自分にとってプラスに捉えるのが本当に上手い。
事実、彼女は毎日「幸せだ」「ついている」、そう思って生きているそうだ。
それは本当に素晴らしいことだと思うし、その姿勢はぜひマネしたいと思った。
また、彼女は確かにポジティブなのだろうが、物事を自分に都合のよく解釈する達人でもあるように思えた。
例えばこのエピソード、、、
彼女が広告塔として第一線でイメージキャラクターを務める。そうするとやはりどこからか心無い言葉を放つ輩が出てくる。
「あの広告のオバチャン、出しゃばりすぎ」
「あのモデルは早急に変えてください」
「見ている側にとって、精神衛生上よくない」
と言うようなキビシ~イ言葉もありました。
※引用 「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」,元谷芙美子さ(著),SBクリエイティブ(出版社),p17
ところが彼女、本当にたくましい、、、
でも、実は全く傷つきません!そうした声がすべてではありませんから、気のせいだと笑って流してしまいます。それよりも、目にとめていただいたことを「チャンス到来!」とこれまた前向きに考えてきました。
※引用 「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」,元谷芙美子さ(著),SBクリエイティブ(出版社),p18
本当にたくましい限りです。
彼女は自分の容姿などに対して誹謗中傷をする輩が増えてきても、「自分の認知が上がっている!」「広告宣伝効果が出てる!」と自分に都合の良い方に捉えたんですから。
メンタルが弱い人なら心が折れちゃうようなことも、自分にとって都合の良いように解釈しちゃう。
これって人生うまく行っている人の特徴のような気がします。
コミュニケーションは自分から勇気をもって!
元谷氏のエピソード・考え方を読んでいると分かるが、この人は本当に”勇気の人”。
この人が勇気をもって明石家さんまに挑んだから、この人は明石家さんまの弟子、明石家かますになれた。
この人が勇気をもって石橋貴明の鋭く厳しいツッコミにトンチの効いた返しをしたから、テレビ番組で爆笑を生めた!
(この詳細はこっちみてちょ → → 「アパホテル社長、元谷芙美子の芸能界エピソードが素敵だと思った話。。。」
確かアルフレッド・アドラーが言っていたことだが、「勇気は伝播する」のだ!!
彼女には人に心開いて接する勇気があるから、それが伝わって、他人も心開くようになるんだと思う。
思えば俺は自分のことを離すのが下手だった。
昔どこかで聞いた「聞き上手が良い」みたいな言葉を過信して、そのまま自分のことを離す方法を模索せずに成長してしまった。。。
加えて俺の両親は自分の都合ばかり考えて喋るタイプだったもんだから、なおさら、「自分の事ばかり喋っても相手につまらない思いをさせるだけなんだ」という考えを強く持ってしまった。
これが自分の意見を言わないスタイルに拍車をかけてしまった。。
やはりそうではいけない。
もちろん相手の話をちゃんと聞くことも物凄く大事なのだけれども、
「自分が話すことで相手を楽しませられる!」「自分から話していけば自分を理解してもらえる!」
こう強く信じて他者に挑む勇気ある姿勢がより良いコミュニケーションを生むのだと思う。
言わなきゃ伝わらない。
示さなきゃ伝わらない。
改めてそう思った。。
あいさつは自分から
これなぁ。。。
昔は出来てたんだけど、、、最近は少しこじらせてたまに上手くいかない。
元谷氏が本の中であーだこーだ挨拶の重要性について語っているんだけど、そんなの昔から知ってるっつう話。
というか日本人のとりわけ関東人だけなんですよ、こう思春期みたいな自意識過剰になって挨拶が上手くできない人間って。
オーストラリアなんか良かったですよ~。朝ボケーと道歩いているだけでタンクトップ来たおっさんがいきなり「Good Morning!!」って言ってくるんだもの。
朝から温かい気持ちで一日を始められるようになるんだから最高ですよ。
うん、そうしよう、明日からまた改めて挨拶は頑張ってみよう!いや、違う、無理するんじゃなくて自分の心から自然に湧き出るものをちゃんと挨拶として発していこう!
周りがどうするかじゃない。自分の心の豊かさをちゃんと演出していこう。そうすれば幸福度はますます上がっていくはずだ。
いつもまっさらな気持ちで
この精神もとてもカッコイイなぁと思う。
後ろを振り返るよりも、全力で前進あるのみ!
私はいつもそんな気持ちで、生きています。
※引用 「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」,元谷芙美子さ(著),SBクリエイティブ(出版社),p18
この精神も是非とも見習いたい!!
思えば最近、特に仕事で直面する人間関係においていつも怯えていたと思う。
「また明日もあの人に会うのかぁ」「どんな顔して仕事したら良いんだよぉ」
みたいな感じだ。
これって過去の出来事を引きずっているからこんなに人に対して消極的な姿勢なのだろう。
そんなことばかりじゃ明日に希望を持てない。仕事もプライベートも楽しめない!
仮に明日、自分の苦手な人に会うとしても、
「こうすれば彼と楽しめるかもしれない!」と前向きな姿勢を持っていくことが大事なんだと思う。
おわりに
アパホテル社長、元谷芙美子。
彼女の著書に書いてある通りの人だとしたら、本当にバケモノか!ってくらいポジティブな人です。
まぁあの超絶大規模な会社の頭やっているんですもんね、本当にとんでもなくポジティブで能動的な人なんでしょう。
凄いと思います。
ただし完全に本の内容を鵜呑みにする必要もないように思いました。
というのも彼女の姿勢は少々、完璧すぎるように感じたからです。
人間しょせん動物です。
彼女にもどこかしら欠点はあるでしょう。それが彼女の本からは読み取れなかったは少々残念でしたね。
んんん?
少し気づいたことがあるのですが、ひょっとしたら彼女、お金大好き人間かもしれませんね。
だってどれもこれも、自分の幸せや利益を追求するというよりも、
「広告の効果があった!」「お客様に不動産を買ってもらえた!」
みたいなことに焦点を当てて考えられていたからです。
女の子だったらやはりカワイイと言われたいでしょう。
そこで誹謗中傷されて、彼女の持つ感想は、「やった!広告効果があった!」。。。
少し彼女は人間味が無い気がするのは俺だけでしょうか?
彼女のビジネスマンとしての最強の精神は見習いつつ、
やはり俺は人間臭くたまにいいときも悪いときもある人生で良いんじゃないかなぁって、
この記事書きながら感じました、とさ。
(今回の記事はかなり書きたいこと暴走しちゃったなぁ~~~。
練習あるのみ!!GOGO ( `ー´)ノ
参考文献・参考webサイト
【参考文献】
・「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」
元谷芙美子(著)
SBクリエイティブ(出版)
【参考Webサイト】
・逆境、失敗、誹謗中傷「それが何か?」――アパホテル元谷芙美子社長に見る“絶対不幸にならない人”のルール - Woman type[ウーマンタイプ]|女の転職type
https://woman-type.jp/wt/feature/9119
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