書籍『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』(アラン・ピーズ/バーバラ・ピーズ著、サンマーク出版)を読んだ。
そこから学んだことをまとめる。
目次
「引き寄せの法則」を科学的に解明する
「引き寄せの法則」がある。
叶えたい夢を毎日口に出して唱えるとか、紙に書いて毎日それを見るとかすると夢が実現するというやつ。
非科学でスピリチュアルな内容に少し胡散臭さもある。
だけどアラン・ピーズ/バーバラ・ピーズによると科学的な根拠がある。
それが「RAS」。
「RAS」とはなんぞや?
「RAS」とは何か
「RAS」はReticular Activating Systemの略称。
そして日本語にすると、「網様体賦活系」(もうようたいふかつけい)。
それは「網様体」という神経の集まりのこと。脳みその根っこみたいなところ。見た目だけでいうと網目状。だから網様体。
その網様体から神経線維が脳の至る所に繋がっている。それで各所に情報を伝達している。多分。
「RAS」はどういう働きをするか
RASは情報のフィルタリング機能を持つ。
脳は毎秒、4億ビットもの情報を扱っている。そのうち意識的に処理される情報はわずか2000ビット。つまり脳に送られる情報の99.9999パーセントは知らず知らず消えている。消されている。
どうして自動的に情報が消されているのか。それはもしも脳が受け取る情報すべてを処理しようとした場合、脳がパンクするから。
だから情報のフィルタリング機能が要る。RASが必要になる。
RASは情報のふるい分けをして、その時その時で必要な情報を瞬時に選定し脳の各部位に送る。これで人間は必要最低限な情報処理で活動が出来る。
「RAS」と「引き寄せの法則」はどう関係するか?
RASは人が受け取る情報の中から生命の維持について必要な情報のみを選び抜く。また言い換えると、RASは人が受け取る情報の中からその人が重要だと信じている情報を抽出する。
ここが引き寄せの法則に関係するところ。
例えばRASに対して「起業」についての情報を収集するようにプログラミング出来れば、生活上どこへ行っても出会う情報は「起業」についてのものになる。
電車の中釣り広告では起業のしかたの書籍の広告が目に入るようになる。友人との会話で記憶に残るものも起業に関するものや最新のビジネス事情についてのものになる。テレビを見ても、YouTubeを見ていても、やはり起業についての情報がやけに目につくようになる。
そしていつかは本当に起業してしまう。つまりは夢が引き寄せられるということだ。
「RAS」のプログラミング方法
1.実現したい夢を紙に書きだす
まず最初のステップは、紙に書き出す。
ここは本当に何でも良い。というか考えすぎると書けないのでそれこそ何でも書く。
実現したい夢、興味があること、好きなこと、欲しいもの、なりたい人、ほんとに何でも良い。
Ex)
・起業して社長になる。
・年収5000万になる。
・バイオリンを習う。
・フェラーリに乗る。
・寅さんみたいな男になる。
2.夢をランク付けする
最初のステップで書き出した夢達にランク付けをする。
ランクは3種類。
A・・・すぐに実現したい
B・・・実現したいけどイマイチやり方が分からない
C・・・実現したいけど今は到底実現が難しい
要は1軍、2軍、3軍と分ける。
Ex)
・A:起業して社長になる。
・C:年収5000万になる。
・B:バイオリンを習う。
・B:フェラーリに乗る。
・A:寅さんみたいな男になる。
3.夢に「具体的に」をつける
夢に具体性をつける。
5W1Hで考えると分かりやすい。「いつ」、「どこで」、「誰が」、「何を」、「なぜ」、「どうやって」を付け加えていく。
RASのプログラミングには夢のイメージのしやすさが重要であり、アバウトな夢の設定よりもより詳細な設定の方が効果が高い。
Ex)
・A:私は3年後の35歳になるまでにコスメティックの使用レビューを書いたブログで収益を上げて起業する。その生活のしやすさから沖縄に小さなオフィスを構えて、好きな時に好きな場所で仕事をする。
・C:私は10年後の42歳までに年収5000万になる。収益源は主にブログの広告収入で、月間PV数50万のサイトが安定してアフィリエイトの収益を出す。また情報発信で時代を乗り切るための書籍を出版したところベストセラーとなり、これも大きな収入源となる。
・B:YouTubeで視聴したジブリのオーケストラに映るバイオリンの音色に魅了され、それを習う。再来年までには町の楽器ショップで出会った田中さんとプチ演奏会を開く。
・B:小さいときから憧れていたフェラーリに乗る。会社を起業して落ち着いたら購入して、妻と沖縄をドライブする。
・A:時にほら吹きで時に女に弱い、そして人情家のフーテンの寅さんのような不器用だけどどこか人に愛される男で俺はあり続ける。
4.夢をノートにまとめる
ここまでで考えてきた夢をノートにまとめる。
ノートにまとめる際に、夢をイメージしやすい絵や写真や文章、イラストなどを沿える。
新聞の切り抜きなんかでもいいし、今だったらインターネットでググれば一発だ。夢をぱっとイメージできる画像をノートに張る。
また夢はいくらでも書き直してOK。
なんせ夢について書き出すことが大事。イメージしやすい情報を集めることが大事。
5.夢を毎日見る
前のステップで作ったノートを毎日見る。
日々の生活で得た情報を毎日ノートに書き足していくなんてのも良い。
また夢を毎日見ることについては、ノートである必要はない。
夢をイメージさせる画像をスマホに保存して毎日眺めるでも良い。将来なりたい人物像とかだったらその人のポスターをトイレの扉に張るでも良い。
なんせ毎日夢を見ることが大事。
おわり
まとめたらスッキリした!
おわり。。
参考文献・参考webサイト
【参考文献】
・『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』(アラン・ピーズ/バーバラ・ピーズ著、サンマーク出版)